「京都きもの友禅の橋本和之」と検索したあなたは、「どんな人物なのか」「どういう経歴で社長になったのか」といった疑問を持っているのではないでしょうか。
京都きもの友禅の橋本和之氏は、2000年に新卒で入社し、営業の最前線を歩み続けて代表取締役社長にまで上りつめた、まさに”叩き上げ”の経営者です。しかし、その詳しい経歴やプロフィールをまとめた情報は意外と少ないのが現状です。
この記事では、上場企業のIR資料やプレスリリースなど公開情報をもとに、橋本和之氏の経歴・人物像・経営方針をわかりやすく整理しました。
- 橋本和之氏の年齢・生年月日などの基本プロフィール
- 新卒入社から代表取締役社長に就任するまでの全経歴
- 赤字から黒字転換を果たした社長就任後の業績推移
- 前社長との違いや呉服業界の課題と今後の成長戦略
京都きもの友禅の橋本和之とは?新卒入社から代表取締役社長に就任するまでの全経歴
京都きもの友禅の橋本和之氏は、2000年に新卒で入社し、営業一部長・営業本部長と営業部門の要職を歴任したのち、2021年に代表取締役社長に就任した人物で、
経済産業省が公表する「和装振興協議会 資料」でも示されるように呉服市場がピーク時の約1.8兆円から2,000億円台まで縮小するなか、経営者としてのビジョンやインタビューでの発言、業績回復の実績、さらによくある質問として挙がる学歴・年齢などの基本プロフィールにも注目が集まっています。
2000年に新卒入社|営業部門で頭角を現した若手時

橋本和之氏は1977年2月5日生まれで、2000年3月に京都きもの友禅へ新卒で入社しました。
入社後は全国の直営店舗で振袖の販売に携わり、お客様と直接向き合う営業の現場でキャリアをスタートさせています。
当時の呉服業界はすでにピーク時から市場が縮小しつつある厳しい時期でしたが、橋本氏は現場での接客力と販売実績が評価され、入社10年目の2010年4月に営業一部長に抜てきされました。
20代〜30代の約10年間を店舗の最前線で過ごしたこの経験が、のちの経営者としての土台になっていると考えられます。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 1977年2月5日 | 誕生 |
| 2000年3月 | 京都きもの友禅に新卒入社 |
| 2010年4月 | 営業一部長に就任 |
営業一部長・営業本部長として業績拡大を牽引した実績
2010年に営業一部長となった橋本氏は、その後わずか3年で営業部門全体を統括するポジションへと昇進しています。
具体的な昇進の流れは以下のとおりです。
- 2013年4月: 営業副本部長 兼 営業一部長に就任
- 2013年6月: 取締役に就任(営業副本部長 兼 営業一部長)
- 2015年4月: 営業二部長も兼任し、営業部門全体を管轄
- 2017年5月: 取締役営業部長として全国5ブロックを統括
- 2019年6月: 常務取締役 営業本部長に就任
36歳で取締役に就任し、42歳で常務取締役 営業本部長に就任するなど、京都きもの友禅の営業部門を一貫してリードしてきた実績があります。
全国の直営店舗の運営や販売戦略の策定など、会社の売上に直結する役割を長年にわたって担ってきました。
代表取締役社長就任の背景と就任後の経営方針
2021年4月、橋本和之氏は京都きもの友禅株式会社の代表取締役社長に就任しました。入社からちょうど21年目のことです。
この時期は、呉服業界にとって大きな転換期でした。主な背景として、新型コロナウイルスの影響で各地の成人式が中止・縮小となったこと、そして民法改正による成人年齢の18歳への引き下げ(2022年4月施行)があり、振袖ビジネスの根幹が揺らいでいました。
こうした状況のなか、営業現場を20年以上経験した橋本氏がトップに立ち、次のような方針を打ち出しています。

営業の最前線で培った「お客様の声を聴く力」を経営に活かし、業界全体の信頼回復にも取り組む姿勢が、橋本氏の経営方針の特徴です。
過去のインタビューから見える経営者としてのビジョン
橋本和之氏が代表取締役社長を務めていた時期に発信されたプレスリリースやPR TIMESの記事から、経営者としてのビジョンを読み取ることができます。
なかでも印象的なのは、2022年の成人の日に公開された新成人へのメッセージです。

コロナ禍で成人式が中止になった場合、ご購入のお客様にはお祝いとして「商品券」を進呈し、レンタルのお客様にはレンタルいただいた振袖一式を返却不要として進呈するという対応を実施した背景について、「一生に一度のハレの日を安心してお迎えいただけるように」という思いが語られています。
また、2024年1月には振袖のオリジナルブランド3ラインを新たにリリース。高品質でトレンドを押さえた個性的なブランド展開は、従来の呉服店にはない新しい取り組みとして注目されました。
橋本氏のビジョンを一言でまとめると、「振袖を入口に、着物に親しむ人を増やす」ということに尽きます。成人式という人生の節目をきっかけに、着物文化そのものの裾野を広げたいという考え方が、各種の施策から読み取れます。
京都きもの友禅の橋本和之に関するよくある質問と今後の注目ポイント
京都きもの友禅の橋本和之氏については、学歴や年齢といった基本プロフィールから、社長就任後の赤字からの黒字転換、前社長との経営スタイルの違いなど、よくある質問が多数寄せられており、呉服業界の課題と今後の成長戦略にも大きな関心が集まっています。
学歴・年齢・生年月日などの基本プロフィール
橋本和之氏の基本的な情報をまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 橋本 和之(はしもと かずゆき) |
| 生年月日 | 1977年2月5日 |
| 年齢 | 49歳(2026年2月時点) |
| 入社 | 2000年3月(京都きもの友禅に新卒入社) |
| 学歴 | 公式には非公開 |
学歴については、有価証券報告書やIR資料などの公開情報では明らかにされていません。ただし、2000年3月に入社していることから、大学を卒業して新卒で入社したと考えられます。
橋本氏は入社以来、一度も転職することなく京都きもの友禅ひと筋でキャリアを歩んできた「生え抜き」の経営者です。20代で営業の現場を経験し、30代で管理職、40代で社長に就任するというスピード感のある昇進が大きな特徴といえます。
赤字からの黒字転換|社長就任後の業績推移
京都きもの友禅ホールディングスの近年の業績は、長く厳しい状況が続いていましたが、直近で大きく改善しています。
通期の業績推移は以下のとおりです(連結・百万円)。
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 最終利益 |
|---|---|---|---|
| 2022年3月期 | 84億円 | 400万円 | ▲1億8,500万円 |
| 2023年3月期 | 83億円 | ▲2億8,600万円 | ▲4億6,800万円 |
| 2024年3月期 | 70億円 | ▲10億3,900万円 | ▲13億4,200万円 |
| 2025年3月期 | 51億円 | ▲7億3,400万円 | ▲9億2,300万円 |
| 2026年3月期(予想) | 59億円 | 2億500万円 | 1億8,300万円 |
最終損益ベースでは2022年3月期から2025年3月期まで4期連続で赤字が続いていましたが、2026年3月期は通期で黒字転換の見通しです。
2025年4〜12月期(第3四半期)の時点で、売上高43.8億円(前年同期比+8.7%)、最終利益1億6,200万円の黒字を達成しており、前年同期の5億2,600万円の赤字から大きく改善しています。
この黒字転換を後押しした要因としては、振袖の受注高が前年同期比36.2%増と好調だったことや、不採算店舗の整理を含むコスト構造の見直しが挙げられます。
決算データから経営状態をさらに深掘りしたい方はこちら
▶ 京都きもの友禅の経営状態を決算データで徹底分析|株価と今後の見通し
呉服業界の課題と今後の成長戦略
京都きもの友禅が属する呉服業界は、長年にわたって市場の縮小という大きな課題を抱えています。
呉服小売市場はピーク時(1970年代)の約1.8兆円から、2023年時点で約2,240億円にまで縮小しました。1世帯あたりの和服への支出も、1975年の18,378円から2020年にはわずか1,083円と、約17分の1に落ち込んでいます。
こうした厳しい環境のなかで、京都きもの友禅グループが取り組んでいる主な成長戦略は以下のとおりです。
- 振袖事業の強化: 2024年1月にオリジナルブランド3ラインをリリースし、他社との差別化を図っている
- レンタル需要への対応: 購入だけでなく「オーダーレンタル」という独自のサービスを展開し、気軽に振袖を楽しめる仕組みを整えている
- コスト構造の見直し: 不採算店舗の整理や、「友の会」の積立サービスを通じた安定的な収益基盤の構築を進めている
- デジタル活用: ECサイトやSNS(Instagram・TikTokなど)を活用した若年層へのアプローチを強化している
成人年齢が18歳に引き下げられたものの、多くの自治体で「二十歳のつどい」として20歳での式典が継続されており、振袖需要自体は一定の規模を維持しています。
今後は、成人式以外のシーンでも着物を着る文化をどう広げていけるかが、京都きもの友禅の中長期的な成長のカギになるでしょう。
よくある質問|前社長との違いや経営スタイルについて
- 橋本和之氏の前の社長は誰?
-
橋本氏が京都きもの友禅の代表取締役社長に就任する前は、服部雅親(はっとり まさちか)氏が社長を務めていました。服部氏は1982年に近畿大学工学部を卒業後、かざん株式会社、有限会社西日本和裁(現・株式会社プルミエール)の2社を経て、1995年12月に京都きもの友禅に入社。2011年6月に代表取締役社長に就任し、約13年間にわたり経営を担いました。
- 前社長との違いは?
-
2人の最大の違いはキャリアの出発点です。服部氏は他社での経験を経て京都きもの友禅に中途入社した「外からの人材」であるのに対し、橋本氏は新卒入社からずっと営業の現場を歩いてきた「社内の叩き上げ」です。そのため、橋本氏の経営スタイルは店舗の現場感覚を重視した意思決定が特徴とされています。
- 橋本氏は今も社長なの?
-
橋本氏は2021年4月に京都きもの友禅の代表取締役社長に就任しましたが、2024年4月の組織改編により、現在は京都きもの友禅の取締役営業本部長、およびホールディングスの常務取締役を務めています。2024年4月以降の京都きもの友禅の代表取締役社長は服部雅親氏が再び就任しています。
まとめ|京都きもの友禅の橋本和之氏の経歴と今後に注目
ここまで、京都きもの友禅の橋本和之氏について経歴や業績、経営方針を詳しく見てきました。
橋本氏は2000年の新卒入社から営業ひと筋でキャリアを重ね、2021年に代表取締役社長に就任しています。呉服市場がピーク時の約8分の1にまで縮小するなか、現場を知り尽くした経営者として注目される存在です。
社長在任中には「サービス宣言と8つの安心」の策定やオリジナルブランドの立ち上げなど、攻めの施策を次々と打ち出しました。2024年4月の組織改編で取締役営業本部長に就任した現在も、事業の中核を担い続けています。
直近の2026年3月期は4期ぶりの黒字転換が見込まれており、構造改革の成果が数字に表れ始めています。
この記事のポイントを絞ると、以下のとおりです。
- 橋本和之氏は1977年生まれ、2000年に京都きもの友禅へ新卒入社した生え抜きの経営者
- 入社10年目で営業一部長、13年目で取締役に就任し、営業部門を一貫してリードしてきた
- 2021年4月に代表取締役社長就任後、サービス改革やブランド戦略を積極的に推進した
- 2026年3月期は売上高59億円・最終利益1.8億円の黒字転換を予想しており、業績は回復基調にある
- 呉服業界全体が縮小するなかで、振袖事業の強化とレンタル需要への対応が今後の成長のカギとなる
今後も京都きもの友禅グループの動向と、橋本和之氏の手腕に引き続き注目していきたいところです。
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